提案理由編

Q
操作は簡単ですか。  Automower™を設置して、すぐに自分で操作できるか。
A

設置時、取り扱い説明を受けていただくことで、日常使用する操作はすぐに分かります。

Q
Automower™は導入後、どれくらい運転コストがかかりますか。
A

バッテリーに充電し、稼働します。大きな機種で24時間稼働させても電気代は1か月、数百円です。
「1か月消費電力」
AM305:5kWh, AM430X: 18kWh, AM450X: 23kWh, AM435XAWD: 24kWh
例えば AM430Xを24時間稼働の場合: 18kWhx35円/kWh=630円(1か月)
「消耗品」
刈刃の交換は年3回ほど、5年の内にはタイヤの交換やバッテリーの交換が必要です。
(刈刃9枚:¥3,710、タイやゴム部分1個:¥1,370、バッテリー:¥19,900~62,100)

使用方法編

Q
Automower™はどのようにして設置するのか。
A

設置するためにはオートモア本体の他、バッテリーへの充電やチャージステーションから発信する信号の生成をするため100Vの電源が必要です。
また、稼働範囲を決定づけるため境界ワイヤー、必要に応じガイドワイヤーやアイランドワイヤーを埋設します。
順序1. チャージステーションの位置を決めます。
順序2. 刈り込みたい範囲を一筆書きに境界ワイヤーやアイランドワイヤーを埋設します。
順序3. 一定の電圧を下回り、充電のため戻りやすくするガイドワイヤーを埋設します。
    (以上で設備の準備は完了です。)
    (専門店から安全上の注意や取扱説明を受けます。)
    (保証内容やメンテナンスの説明を受け、保証書を受け取ります。)
順序4. オートモア本体をチャージステーションに配置します。
順序5. オートモア本体、チャージステーション、各ワイヤーを一体化します。
順序6. 稼働時間、刈り高、その他必要な設定を入力します。
順序7. スタートを命じ、満充電になると芝刈りを開始します。
  (この質問の関連事項)
100V電源の確保が難しい場合
ソーラーパネルで発電しバッテリに蓄電、夜でも稼働させる独立電源を用意しています。

Q
Automower™の遠隔操作はどのようにするのか。
A

オートモアコネクトを搭載すること(415X,430X,450X,550,435XAWDは標準内蔵)で現地にいなくても操作できます。搭載後はアプリをダウンロードし、スケジュール、芝の刈り高など本体で行うほとんどの操作が可能です。また、走行場所や枝に乗り上げて止まっている場合など地図上に表示できます。同様に盗難の場合など電源が切られても追跡が可能です。

適した環境編

Q
Automower™の最大稼働範囲はどれくらいですか。
A

最大稼働範囲は1台のオートモアを毎日24時間稼働させ、設定した刈り高を常に維持する能力の目安です。
敷地の形状で平らな芝生と起伏が多い芝生では前者は+20%、後者は-20%程度の増減あり。
稼働範囲は400㎡から5,000㎡の範囲でいくつかの刈り込み規模に応じた機種が用意されています。
 <機種を選定する場合の目安>
例1. 5,000㎡能力のオートモア450Xを毎日8時間稼働させ、刈り高を常に一定(20~60mm)にする場合の最大稼働面積は 5,000(㎡)x 8/24(h)=1,660(㎡)±20%
例2. 5,000㎡能力のオートモア450Xを毎日24時間稼働させ、刈り高を常に一定(20~60mm)にする場合の最大稼働面積は 5,000(㎡)x 24/24(h)=5,000(㎡)±20%

また、25,000㎡であれば5,000㎡能力の機種5台で隣り合わせて刈り残しがないように設置できます。

Q
Automower™は傾斜面で使用できるか。
A

駆動輪が大きいことでよく凹凸面に対処します。傾斜角度についてはオートモア450X、オートモア430Xでは24° また、オートモア435X AWDでは35°まで稼働できます。
しかし、最大許容傾斜角が範囲内でも境界ワイヤー設置最大許容傾斜角は敷地の形状で設置の前に十分な検討が必要です。
例)オートモア435X AWDでは35°まで稼働できますが、斜面の法尻、法肩に埋設する境界ワイヤーは26°以下の斜面形状が要求されます。
斜面の法尻、法肩に埋設する傾斜面に直行する境界ワイヤー埋設は傾斜角度が緩くなければ境界ワイヤーに沿ってチャージステーションに到達できないことを意味します。
この場合、境界ワイヤーに頼らずガイドワイヤーに依存し、帰還するよう設定することも可能ですが、急傾斜の場合は事前の検討が必要です。

傾斜面で稼働中のオートモア430X
傾斜面で稼働中のオートモア435XAWD
Q
Automower™は離れた庭の狭い通路を通り抜けることができるか。
A

オートモア305,315MarkⅡ、415Xで狭い通路を通り抜けるには、双方の境界ワイヤーから幅60cm以上が必要です。
狭路の両面の壁などに衝突しないよう設置し、狭路を通過させるには上記60cm以上の他壁面から双方35cm必要ですから、合計130cm以上の距離が必要です。
また、上記機種においては狭路システマチックモードを装備しています。

デッキ前の狭い芝生で稼働中のオートモア
Q
Automower™は雨でも稼働しますか。
A

雨でも稼働します。ただし、豪雨など極端な気象環境下では停止し、室内保管をお勧めします。
すべての機種で防水規格はIPX4:あらゆる方向からの水の影響を受けない。又はIPX5:あらゆる方向からの水を直接噴きつけても影響を受けない仕様になっています。

雨の中で稼働のオートモア305

システム・ナビゲーション編

Q
Automower™はどのような仕組みで動作しているのか。
A

ロボット芝刈機の動作は、さまざまなパーツを制御し、計算処理を行うマイクロプロセッサとソフトウェアで制御されています。

詳しくは以下の通りです。

ソフトウェアは、メインソフトウェアプログラム、ヒューマンマシンインターフェイスプログラム、および サブシステムプログラムで構成されています。 メインプログラムは、センサーから受信した信号を解釈し、それに応じて芝刈機の動作を制御します。ヒューマンマシンインターフェイスプログラムは、ディスプレイの情報表示に加えて、キーパッドのキーストロークなど、使用者による入力情報を確認します。また、ディスプレイに表示されるテキストもこのプログラムで制御されています。サブシステムプログラムは、さまざまな機能の中でも特にブレードモーターを制御します。

例えばブレードモーターが一定の速度で回転しようとしている走行状態で、あるエリアに差し掛かると刈刃を通してモーターにかかる抵抗が強くなります。システムはこの抵抗の違いから「この辺りは芝が伸びている」と判断し、設定された特別な動き「スパイラルカット」で同じ場所に留まり重点的にこの辺りの芝を刈ります。その後、プログラムされた周回を完了すると元のランダムな走行に戻ります。

安全性編

Q
Automower™が稼働中の芝生に子供が入っても大丈夫か。
A

刈刃はボディー外面から届かないよう距離を保って配置されています。それでも接触するとケガをすることもあります。小さな子供さんが立ち入る場合は稼働を停止することをお勧めします。

Q
Automower™の盗難防止について教えて。
A

いくつかの盗難防止システムがあります。まずは個別のPINコードの要求があります。
設置ロックにより自身の設置以外は動きません。タイムロックにより指定時間経過後はPINコードを入力するまで動かないよう設定できます。アラームを設定すると停止した際、PINコードが要求され、アラームが鳴ります。GPSユニットには追跡機能が搭載されています。

Q
Automower™が境界から外に出ることはないのか。
A

常時、境界ワイヤーからの信号を受けて稼働しています。機種によって違いがありますが、前方の左右、後方の左右の合計4か所のセンサーが信号を受け、境界ワイヤーの内側で信号の強さは「+」の値で境界ワイヤーに近づくほど大きくなります。境界ワイヤーを超えると同時に「-」の値になります。センサー4か所の内、いずれか2か所のセンサーが「-」の値を示すとオートモアは境界からはみ出す前に後退し、方向を変えるようプログラムされています。また、雨天時の傾斜地で車輪がスリップし、4か所のセンサーが「-」の値を受信するとその時点で圏外に出ている状態となるため、信号を探した後、その場で停止となりますので境界ワイヤーからどこまでも離れてゆくことはありません。

Q
Automower™が持ち上げられた際、刈刃が当たりケガをしないか。
A

持ち上げられたことをリフトセンサーが感知すると、刈刃モーターをすぐに停止します。

Q
Automower™が人の足に当たった際、どうなるか。
A

稼働中、人の足や障害物に当たると衝突センサーが通常走行より大きなセンサー同士のズレを感知し、それを機に停止した後、ランダムに方向を変えます。
また、オートモア450X、435X AWD、550の機種は超音波センサーを搭載しています。これにより障害物に近づくと走行速度を落とした後、衝突するようプログラムされていますので衝撃も少なくて済み、オートモア本体側の外装の保護にもなっています。

Q
Automower™の刈刃が石に当たった、刈刃が使えなくなるか。
A

軽量な刈刃は刈刃モーターが回転すると遠心力で、安全と刈刃保護のスキッドプレートから出る構造でフリー刃が3か所ついています。
石などの障害物に当たると刈刃を抑えているビス部分が自由に回転するよう工夫されていますので障害物に当たると反動で反対方向に回転することで障害物及びブレード双方に負担がかかりません。
また、刈刃は両刃になっています。刈刃モーターはチャージステーションに戻り充電を完了し、再出発するたびに回転方向を変えますのでノーマルブレードの場合1枚で両面使える工夫がされています、高耐久ブレードも用意されていますので硬質で合計4面使える構造になっています。

メンテナンスとサービス編

Q
Automower™のメンテナンスはどのようにおこなうか。
A

大きく分けて使用者または管理者が行う日常のメンテナンスと冬期オフシーズンにおこなう有償のファームウェアのアップデート、オートチェックでの各部の動作確認を含め、可動部分の徹底掃除や損傷部品の交換です。
ファームウェアのアップデートは購入から何年経ても最新のファームウェアになることを意味します。
前者は刈刃の消耗を確認し必要な場合の交換、タイヤの消耗確認を行い必要な場合の交換依頼、降雨の後など車輪やシャーシ下部、刈刃付近に付着した刈りくずの除去などです。雨天が続いた時や気づいた時の日常のメンテナンスとなります。
後者は年に一度必ず行って、次のシーズンの準備をしてください。
また、冬季点検の他定期点検も準備しています。

Q
Automower™にエラーが発生した場合、どうするか。
A

自身では解決できないエラーについては、販売店に連絡をしてください。

Q
Automower™の設置は誰でもできるか。
A

オートモア430X、オートモア450X、オートモア435X AWD、520、550は『ロボット芝刈機専門店』以外では販売や設置工事はできません。

オートモア305、オートモア315MarkⅡは自身でもできますが、多くの場合、弊社にて設置工事、取り扱い説明、使用時のトラブル解消やメンテナンスを行っています。

ワイヤー配線のための舗装カッター切断工事
舗装道路のワイヤー横断工事
エンジン埋設機でのワイヤー埋設工事  (埋設深度50mm)

導入のためのご相談は備え付けメール(ホームページ右上のお問い合わせ)から受け付けています。