4.5 導入に適した場所/適さない場所の判断基準

(Husqvarna Automower 導入前検討ポイント)

1. 導入に適した場所の特徴

地形・環境が適している

  • 芝面が比較的フラット(最大傾斜はモデルにより 25〜50%)
  • 段差が少ない(2〜3cm以内が理想)
  • 水はけが良い(冠水しない、ぬかるまない)
  • 芝面が連続している(分断されていない)

障害物が管理しやすい

  • 樹木・遊具・ベンチなどが固定物で、境界ワイヤーで囲める
  • 花壇・植栽帯が明確に区画されている
  • 人工物が多くても、ワイヤー設置で安全に回避可能

面積と形状が適している

  • 広い面積ほど効果が高い(例:公園、学校、工場敷地)
  • 細長い通路でもガイドワイヤーで誘導可能
  • 複雑形状でもゾーニングで対応可能

利用状況が安定している

  • 夜間や早朝に人が少ない時間帯が確保できる
  • 芝面に常設物を置かない運用が可能
  • イベント時はスケジュール停止で対応できる

電源・通信が確保できる

  • 100V電源が安全に確保できる(防水ボックス設置可能)
  • LTE-M の電波が安定している(行政案件では特に重要)
  • GPS 受信が妨げられない(樹木密集地でなければ問題なし)

2. 導入に適さない場所の特徴

地形的に困難

  • 急傾斜が連続する場所(モデル限界を超える)
  • 段差が多い/大きい(縁石・U字溝・側溝が未処理)
  • 常時ぬかるむ、冠水する場所

障害物が多すぎる・動的障害が多い

  • 可動物が多い(子どもが多い園庭、犬の放し飼いエリア)
  • 毎日レイアウトが変わる(仮設物が頻繁に置かれる)
  • 落葉・枝が大量に落ちる林内(メンテ頻度が増大)

面積・形状が不適

  • 極端に狭い芝面(例:幅1m未満の帯状)
  • 芝面が分断されている(道路・舗装・階段で分離)
  • 複雑すぎる迷路状の形状

利用状況が不安定

  • 常時人が滞在する芝面(保育園の園庭など)
  • イベントが多く、芝面が頻繁に占有される
  • 夜間照明が強く、センサー誤作動の可能性がある

電源・通信が確保できない

  • 電源が取れない、または防水・防犯対策が困難
  • LTE-M が圏外(山間部・建物の陰)
  • GPS が遮られる密林エリア

3. 行政説明で使える“判断ロジック”

客観的基準が求められます。
以下の4カテゴリで評価

評価項目判断基準導入可否の目安
地形適合性傾斜・段差・水はけ70%以上適合で導入可
障害物管理性固定物の囲い込み可否囲い込み可能なら導入可
運用適合性利用時間帯・イベント頻度夜間運用可能なら高評価
インフラ適合性電源・通信・防犯3要素が揃えば導入可

4. 現地調査で必ず確認すべき“導入可否チェックリスト”

地形

  • 傾斜(%)を測定
  • 段差の高さ(cm)
  • 水はけ(雨天後の状況)

障害物

  • 固定物の数・種類
  • 動的障害(人・動物)の頻度
  • 落葉・枝の量

面積・形状

  • 芝面の連続性
  • 細長い通路の幅
  • 分断箇所の有無

利用状況

  • 人のピーク時間
  • イベント頻度
  • 夜間運用の可否

インフラ

防犯(盗難リスク)

電源位置と防水対策

LTE-M 電波強度