作動時間の設定

作動時間の設定は以下の通りです。

  • 1日を2つの時間帯に分けて設定できます。
    • 例1 午前8時から午後5時まで作動させたいが正午から午後1時まで駐車させたい。   
         設定は 8:00~12:00 13:00~17:00
    • 例2 24時間作動の内、午前8時から午後5時まで作動させない。
         設定は 0:00~8:00 17:00~24:00
  • 曜日ごとに設定できます。
    • 例1 土、日曜日は作動させない。
         設定は土、日曜日のチェックを外す。
  • 設定を変えない限り、曜日ごとの設定時間を毎週繰り返します。

作動エリアが製品の最大能力より小さい場合、スケジュール機能を使用して、芝の傷みや製品の摩耗を最小限に抑えるため以下の表を参考に作動時間を設定します。

製品の作動能力
製品名 ㎡/時間最大時間/日最大作動面積㎡
Automower™ 450X208㎡24h5,000㎡
Automower™ 430X133㎡24h3,200㎡
Automower™ 435X AWD146㎡24h3,500㎡
Automower™ 315 68㎡22h1,500㎡
Automower™ 305 60㎡10h 600㎡
Automower™ 105 43㎡14h 600㎡
Automower™ 550208㎡24h5,000㎡
Automower™ 520 83㎡24h2,000㎡

時間数には、芝刈り、探索、充電の時間が含まれます。

刈り高設定

2cm~6cmを9段階で設定できます。
Automower™ 435X AWDは3cm~7cm,Automower™ 305、105は2cm~5cm

重点範囲刈込み設定

作業エリアが狭い通路でつながっている場合、すべての部分の芝を適切に刈り揃えるため、Automower™430X,450Xのみ、GPSアシストナビゲーションを無効にして設定できます。この機能を使用し、エリア全体の面積とそれぞれのエリアの面積をパーセントで設定することで、オートモアはまずガイドワイヤーに沿って移動し、特定の距離に到達するとガイドワイヤーから離れて芝刈りを開始します。

刈高安定時、作動停止設定

天候タイマーを設定することで、芝の成長具合に合わせて芝刈り時間が自動的に調整されます。ただしスケジュール設定時間より長く作動することはありません。
一日の最初の動作は、スケジュール設定に従い、当日一回目の芝刈りサイクル完了後、引き続き動作するかは天候タイマーによって決定されます。
刈り揃っている場合は翌日の第一回目の作業までチャージステーションで待機になります。
毎日一回目は作業に出かけますが、天候タイマーが芝の伸びを感知する場合はそのまま刈り終わるまで作動します。

このプログラムは芝が伸びている場合、刈刃の受ける抵抗を常に一定の回転速度で回ろうとする刈刃モーターのセンサーが感知することで、芝が伸びていると判断しています。

チャージステーション探索設定

チャージステーションを見つけるには3つの検索方法があります。
1. ランダムな検索
   チャージステーションが見つかるまで、作業エリア内を移動します。
2. ガイドワイヤー検索
   ガイドワイヤーが見つかるまで、作業エリア内を移動します。
   次にガイドワイヤーに沿ってチャージステーションに戻ります。
3. 境界ワイヤー検索
   境界ワイヤーが見つかるまで、作業エリア内を移動します。
   次に境界ワイヤーに沿ってチャージステーションに戻ります。

以上の検索までの時間を設定します。

動作詳細設定

経路幅
チャージステーションに戻る場合、オートモアはガイドワイヤーを右側に見て戻ってきます。そのとき同じ経路で戻ると芝に轍(わだち)が残るため、0~9の間で経路幅を設定できます。同様に境界ワイヤーは0~6(工場設定は6)です。
轍ができるのを抑えるため経路幅はできるだけ広くとるのが基本ですが、障害物で戻れなくなる場合は設定を変える必要があります。

出口角度
チャージステーションから出て行く角度を指定しなければならない場合があります。

後退距離
設定した距離だけ後退して芝刈りを始めます。

ワイヤー通過距離
境界ワイヤーとの指定された距離を保って移動します。
距離は20~50cmで設定できます。(工場出荷時は31cm)

通常の使用ではスケジュールおよび刈り高が主とした設定変更です。
その他の設定は設置時の試験運転と検査で設定変更をオートモアショップ ハスクバーナ福島で行ってからの引き渡しになります。