6.5 安全管理のポイント
1. 運転前の安全確認(スタート前チェック)
本体の安全状態
- 本体に破損・変形・割れがないか
- 前後バンパーの反応が正常か(軽く押して反応を確認)
- リフトセンサー・傾斜センサーが正常に作動するか
- 充電端子に異物・腐食がないか
- 刃の固定ネジの緩み・欠損がないか
- 刃の摩耗・欠けがないか(危険なので必ず手袋着用)
作業エリアの安全確認
- 人・子ども・ペットがいないこと
- 石・枝・ゴミ・玩具などの飛散物リスクがないか
- 芝面に穴・段差・陥没がないか
- 水たまり・ぬかるみがないか
- 立入禁止サイン・注意喚起看板が適切に設置されているか
2. 運転中の安全管理
人身事故防止
- 作業エリアに人が入った場合は、即時停止
- 子どもが近づいた場合は、必ず声掛け+停止
- 見学者がいる場合は、2m以上の距離を確保させる
機械トラブルの早期発見
- 異音(ガタガタ音・金属音)がしたら即停止
- 走行が不自然(蛇行・停止を繰り返す)なら点検
- 充電ステーションに戻れない場合は、ガイドワイヤーの断線を疑う
周囲環境の変化に対応
- 強風・豪雨・雷の予兆がある場合は運転を中止
- 近隣でイベント・工事がある日はスケジュールを変更
- 動物(猫・犬・鳥)が頻繁に侵入する場合は、運転時間帯を調整
3. 運転後の安全管理
本体の点検
- 刃の摩耗・欠けの確認
- 本体裏の芝詰まりを除去(棒を使用し、手を入れない)
- タイヤの泥・芝の付着を除去
- 充電ステーションの固定状態を確認
エリアの確認
- 刈り残し・異常走行の痕跡がないか
- 境界ワイヤーが露出していないか
- 立入禁止サインの位置がズレていないか
4. 安全装置・センサーの理解と管理
■ 必須センサー
| センサー | 役割 | 異常時の兆候 |
| リフトセンサー | 持ち上げられたら即停止 | 持ち上げても刃が止まらない |
| 傾斜センサー | 転倒・急傾斜で停止 | 斜面で動き続ける |
| 衝突センサー | 障害物に当たると方向転換 | 何度も同じ場所に衝突 |
| GPS(IoTモデル) | 盗難防止・位置管理 | 位置情報が更新されない |
5. 盗難・いたずら防止(IoT管理と現場対応)
現場での対策
- PINコードロックの設定
- 充電ステーションのアンカー固定
- 立入禁止サインの設置
IoT管理での対策
- 位置情報の常時監視
- 異常移動アラートの設定
- 運転履歴の確認
- 遠隔停止機能の活用
6. 緊急時の対応フロー
人身事故が発生した場合
- 即時停止(STOPボタン)
- 負傷者の安全確保
- 管理責任者へ連絡
- 現場状況の記録(写真・時間)
- 再発防止のための原因分析
機械トラブルの場合
- 停止
- 本体の裏面を確認(必ず電源OFF)
- 異物・芝詰まりを除去
- 解決しない場合はアルパインサポートへ連絡
- IoT管理画面に記録
7. 現場担当者が守るべき基本ルール
- 刃の交換は必ず手袋着用
- 本体裏に手を入れない
- 子どもが近づいたら必ず停止
- 雨天・雷注意報時は運転しない
- 異常音・異常走行は放置しない
- IoT管理画面のアラートは当日中に確認
- 立入禁止サインは必ず設置
8. 現場で使える「安全チェックリスト」(簡易版)
□ 運転前
- 本体に破損なし
- 刃の状態良好
- エリアに人・障害物なし
- ワイヤー露出なし
- 天候問題なし
□ 運転中
- 人が近づいたら停止
- 異音なし
- 不自然な走行なし
□ 運転後
IoTアラート確認冬季保管・シーズンイン準備(現場担当者向け)
刃・本体の点検
エリアの異常確認
