6.3 簡易メンテナンスマニュアル(現場担当者向け)

1. 目的

本マニュアルは、Husqvarna Automower の日常点検・刃交換・清掃など、現場担当者が安全かつ確実に実施できるよう、標準化された手順を示す。


2. 作業前の安全確認

2-1. 必須装備

  • 作業用手袋(耐切創)
  • 保護メガネ
  • 膝当て(芝地での作業時)
  • ブラシ(硬め・柔らかめ)
  • プラスドライバー(刃交換用)
  • 予備ブレード・ネジセット

2-2. 作業前の安全手順

  • Automower を 停止 → メインスイッチ OFF
  • 充電ステーションから外す
  • 本体を裏返す際は、地面に傷がつかないよう布を敷く
  • 刃に触れる作業は必ず手袋着用

3. 日常点検(毎週推奨)

3-1. 外観チェック

  • 本体に割れ・変形がないか
  • 前後バンパーの動作がスムーズか
  • タイヤに芝・泥が詰まっていないか
  • 充電端子に腐食・汚れがないか

3-2. 刈高調整ダイヤルの確認

  • 設定高さが適切か
  • ダイヤルが固着していないか

3-3. ガイドワイヤー・境界ワイヤー

  • 露出・断線の兆候がないか

4. 清掃作業(10〜15分)

4-1. 本体裏面の清掃

  • ブラシで芝くず・泥を落とす
  • モーター周りは水洗い不可(湿気は故障原因)
  • ホイールはブラシで泥を落とし、回転がスムーズか確認

4-2. 上面の清掃

  • 軽く湿らせた布で拭く
  • 充電端子は乾いた布で拭く(ショート防止)

4-3. 充電ステーション

  • 端子の汚れを乾いた布で除去
  • 周囲の草が伸びていれば刈り払い
  • 屋根付きの場合、蜘蛛の巣・落ち葉を除去

5. 刃交換(5〜10分)

5-1. 交換タイミング

  • 目安:1〜2ヶ月に1回(利用頻度・芝質により変動)
  • 刃の切れ味低下のサイン
    • 刈り跡が荒い
    • 芝が引きちぎられたように見える
    • 運転音が大きくなる

5-2. 必要工具

  • プラスドライバー
  • 交換用ブレード(純正推奨)
  • 交換用ネジ(錆び防止のため毎回交換)

5-3. 交換手順

  1. メインスイッチ OFF
  2. 本体を裏返す
  3. 回転ディスクの刃固定ネジを外す
  4. 古い刃を取り外す
  5. 新しい刃をセットし、新しいネジで固定
  6. 3枚すべて交換(バランス確保のため必ず同時交換)
  7. ディスクがスムーズに回転するか確認
  8. 本体を戻し、メインスイッチ ON → テスト走行

5-4. 注意点

  • 刃は非常に薄く鋭利、素手で触らない
  • ネジの締めすぎは破損の原因
  • 刃の数は一カ所1枚(刃が薄いので、誤って2枚つけると運転音が大きくなる)
  • 交換後は必ずディスクの回転チェック

6. トラブル時の対応

6-1. 異音がする

  • 刃の破損・曲がり → 即交換
  • ディスクに芝が詰まっている → 清掃

6-2. 刈り残しが多い

  • 刃の切れ味低下 → 交換
  • タイヤの空転 → 泥詰まり清掃
  • スケジュール不足 → 稼働時間調整

6-3. 充電しない

  • 端子の汚れ → 清掃
  • ステーションの電源確認
  • ガイドワイヤー断線の可能性 → アルパインに連絡

7. 作業記録

項目内容
作業日2026/xx/xx
担当者
実施内容清掃/刃交換/点検
刃交換数3枚(1セット)
異常の有無あり/なし
写真添付Before/After
次回予定

「作業記録の一貫性」テンプレ化。


8. 現場担当者向けのポイント

異常があれば無理に動かさずアルパインに連絡

刃交換は“怖くない作業”だが“油断すると危険”

清掃は「故障予防」よりも「稼働安定」のため

写真記録は必ず残す