2.4 オートモア の刈り芝微細化(マルチング)がもたらす土壌改善効果
1. Automower の刈り芝は “極めて細かい”
- Automower は 毎日少しずつ芝を刈るため、刈り芝は 1〜3mm 程度の超微細。
- これは従来のロータリーモアの刈り芝(数cm)とは全く別物。
- 微細なため、そのまま地表に落ちても目立たず、すぐに土壌に還元される。
2. 微細な刈り芝は自然な肥料になる(窒素の供給)
刈り芝には、芝生が必要とする栄養素が含まれています。
| 栄養素 | 役割 |
| 窒素(N) | 芝の色・生育を促進 |
| リン(P) | 根の発達を促進 |
| カリ(K) | 病害抵抗性を向上 |
特に窒素は、芝生管理で最も重要な要素。
Automower の微細刈り芝は、自然に窒素を土壌へ戻すため、施肥量を 20〜30% 減らせるケースも多い。
3. 土壌微生物が活性化し、土が“ふかふか”になる
微細な刈り芝は、土壌中の微生物にとって理想的なエサ。
- 微生物が刈り芝を分解
- → 有機物が増える
- → 団粒構造が発達
- → 水はけ・保水性が改善
- → 根が深く張る
つまり、芝生が強くなる土壌に変わっていく。
4. サッチ(枯れ芝の層)が溜まりにくい
従来のロータリーモアは刈り芝が長いため、サッチが溜まりやすい。
一方 Automower は:
- 刈り芝が極めて細かい
- 微生物がすぐ分解
- サッチ層が蓄積しにくい
結果として、
エアレーションやサッチングの頻度を減らせる → 管理コスト削減につながる。
5. 乾燥・高温ストレスに強くなる
微細な刈り芝が地表に薄く積もることで:
- 直射日光を和らげる
- 蒸発を抑える
- 地温の急上昇を防ぐ
つまり、夏場のストレスに強い芝生になる。
6. 環境負荷の低減(SDGs・自治体提案で強い)
- 施肥量の削減
- 廃棄物(刈り芝)のゼロ化
- 運搬・処理コストの削減
- CO₂排出の低減
公共案件では、環境配慮型の維持管理として非常に評価されるポイント。
まとめ:Automower の微細刈り芝は「自然の肥料」であり「土壌改良材」
毎日少しずつ刈る → 微細化 → 微生物が分解 → 土壌が豊かになる
この循環が、
“手間を減らしながら芝生の質を上げる”
という Automower 最大の価値のひとつです。
「刈り芝ゼロ → 廃棄ゼロ → 肥料削減 → 土壌改善 → 芝の質向上」
という 好循環モデルです。
