刈り残し・段差への対応

1. 刈り残しが発生する場合

よくある原因

  • ガイドワイヤーの配置が不適切
    ・狭い通路や奥まったエリアにガイドが届いていない
    ・ガイドの角度が急で、ロボットが入りにくい
  • エリアの形状が複雑
    ・樹木・遊具・花壇などの障害物が多い
    ・細長いエリアでランダム走行が偏る
  • 芝の状態が悪い
    ・雑草が伸びすぎて刈りにくい
    ・芝が密集しすぎて走行抵抗が大きい
  • 稼働時間が不足
    ・面積に対して稼働時間が短い
    ・雨天や夜間の制限で稼働が偏る
  • 刃の摩耗
    ・刃が丸くなり、刈り切れずに倒すだけになる

対策(現場でできるもの)

  • ガイドワイヤーの見直し
    ・狭い通路や奥のエリアにガイドを追加
    ・ガイドの角度を緩やかに調整
  • 障害物周りの処理
    ・樹木の根元に「障害物囲い」を設置
    ・花壇の縁を整備してロボットが入りやすくする
  • 稼働時間の延長
    ・面積に対して適正な稼働時間を確保
    ・夜間稼働が可能な場所はスケジュールを拡張
  • 刃の交換
    ・目安:2〜3週間に1回(使用頻度・砂埃の多さで変動)
  • 初期導入時の“刈り込み”作業
    ・草丈が長い場合は、導入前に一度手刈りして高さを揃える

現場チェックリスト

  • ガイドワイヤーは適切な位置にあるか
  • 障害物周りに刈り残しが集中していないか
  • 稼働時間は面積に対して十分か
  • 刃は摩耗していないか
  • 草丈が長すぎないか

2. 段差への対応

よくある質問

Q1. どれくらいの段差まで乗り越えられる?
→ 一般的に 最大 2〜3 cm 程度 が目安
(機種により異なるため、現場では必ず実測)

Q2. 段差があるとどうなる?

  • ロボットが乗り上げてスタックする
  • バンパーが反応して後退を繰り返す
  • 刈り残しが発生する
  • 最悪の場合、機体の損傷につながる

対策(現場でできるもの)

  • 段差のスロープ化
    ・土や砂で緩やかな傾斜を作る
    ・ゴムスロープや樹脂スロープを設置
  • 境界ワイヤーの調整
    ・段差の手前にワイヤーを寄せて侵入を防ぐ
  • エリア分割(ゾーニング)
    ・段差のあるエリアを別ゾーンとして管理
  • 段差の物理的改善
    ・芝生と舗装の境界を均す
    ・縁石の角を丸める

現場チェックリスト

  • 段差は 2〜3 cm を超えていないか
  • スロープ化できる場所はないか
  • 境界ワイヤーが段差に近すぎないか
  • スタックが発生している場所は特定できているか